「電子ドラムって手軽に練習できるけど、生ドラムが下手になるって本当?」
「上達しないって本当?」
こういうことを聞くと、買ったり使ったりするのをためらいますよね。
この疑問について、電子ドラムを3年使ってきた身としての意見を述べます。
見解
「下手になる・上達しない」とは言えないと思います。
電子ドラムを使えばスタジオのみで練習するのに比べて自由に練習時間が取れます。
リズムパターンも繰り返し練習できます。
下手になるどころか、スタジオで練習時間が取れない人には上手くなる近道なんじゃないでしょうか。
例外はあるの?
ここで言う「下手になる」は
「電子ドラムで叩くのと生ドラムで叩くのでは音の鳴り方が違うから、下手になる」
という意味が込められているのでしょう。
確かにそうです。
電子ドラムの構造上、本物の音を出すことは不可能です。
が、最近の電子ドラム、生ドラムをかなり忠実に再現した音が出ます。
2万円台のものはさすがに音はどんなに雑に叩いても音は同じかもしれません。
5万円を超えるものならそれなりに生ドラムに近い性能を持っています。
私が使っているものですと、Roland(ローランド)のTD-1KV。
- アタックの強弱
- 叩く位置(シンバルならエッジ・ボウ・カップ)
これらによって音色が繊細に変化します。
ローランドの中でも安い機種ですらこれだから、上位機種はもっといいんだろうなぁ(遠い目)
詳細はこちら
電子ドラムで練習する上で注意する点
本当に「電子ドラムで練習して下手になる」ことを起こさないために、最低限守ってほしい注意点を紹介します。
- 少なくとも一度はスタジオに入り、生ドラムを叩く
- 自分の叩いてる姿を動画で撮影する
少なくとも一度はスタジオに入り、生ドラムを叩く
重要です。
生ドラムを叩く感覚を身につける
生ドラムを叩くことで、電子ドラムで叩いたときと感触・音色・音量が違うことがわかります。
この感覚を知ることが大事です。
叩く上で、
- 角度
- 強弱
- 位置
に変化をつけましょう。
そして、変化による音の違いを耳に染みこませます。
録音すれば、お家に帰ってから何度でも聴きなおせて良いですね!
セッティングが違うことに気づく
電子ドラムのパッドは、基本小さいです。
それに比べ、実際のスネア・タムのヘッドは大きい。
以下の画像はドラムセットを上から見たもののイメージです。
※それぞれ各部の頭文字が入ってます
セット一つ一つの大きさがぜんぜん違いますよね?
これだけ違うと、各楽器同士の距離が長くなります。
電子ドラムではコンパクトな腕の移動で済んだものが、生ドラムではそうはいきません。
それぞれタム回しやってみると一発でわかりますよ。
これも知ってるのと知らないのとでは大きな差になります。
自分の叩いてる姿を動画で撮影する
電子ドラムは音量の上限値があります。
そのため、最大音量が鳴るギリギリの強さで叩いても、壊れるぐらいのフルスイングで叩いたとしても音量は同じです。
しかし、生ドラムは強く叩けば叩くほど音量が大きくなって返ってきます。極端に言えば上限はありません。
これにより発生する問題は何か?
叩くときにめちゃくちゃ力んでいても、返ってくる音が小さいため力んでいることに気づかないのです。
この問題を防ぐためにも、自分の叩いてる姿を動画で撮って確認しましょう。
力んでたら、すぐにわかりますよ。
あと、意外と叩き方がダサい場合にも気づくことができます(笑)
せっかくなのでネットに演奏動画を上げてみたいという方はこちらもどうぞ。
まとめ:電子ドラムの練習は賛成派
下手になるなんてことは絶対にないですから、自信を持っておすすめします。
ただ、音色の変化がない安物は買わないように。
いきなりスタジオ通いだと、最初は全然上手く叩けなくて飽きてしまい
「気づいたらスタジオ全然言ってない・・・」
ってことも無きにしもあらず。
電子ドラムは手軽にできるため、「楽しい」領域まで早くたどり着けるかもしれませんよ!
【参考】YouTubeにて演奏動画を出しています
普段からほぼ電子ドラムのみで練習しています。
参考までにぜひ覗いていってみてね↓
https://www.youtube.com/channel/UCXTiq7VJj24pCWzpcgXpa5A