ドラマーに体幹トレーニングをすすめるワケ。体幹を鍛えて忙しいフレーズも安定させよう
「ドラムってやっぱり腕の筋肉とか必要なの?」
って思う方はいらっしゃると思います。
しかし、「ドラムのために筋肉をつけないといけない」ということはありません。(理由は後述)
それをするなら、体幹トレーニングをしたほうが格段にプレーしやすくなります。
体幹トレーニングをして得られた効果
- フィルインなどのフレーズの安定性が増した(重要)
- 長時間ドラムを叩いても疲れなくなった
- 姿勢が良くなった
フィルインなどのフレーズの安定性が増した(重要)
例えば、フィルインなどで
フロアタム→クラッシュシンバル→ハイハットに戻る
といった動作をするとき、よくリズムがブレたりしませんか?
ハイハットとフロアタムは距離があるため、腕と上半身の左右の動きが大きくなります。
この時に上半身の軸がブレやすくなり、同時にリズムもブレやすくなります。
私もこういったパターンのフィルインを叩くときにブレがちでしたが、体幹トレーニングをしてからは安定性が増しました。
このフレーズに関わらず、どのフィルインでも同様です。
長時間ドラムを叩いても疲れなくなった
鍛える前:長時間ドラムの練習をしていると腰のあたりが疲れてくることが多かった
鍛えた後:腰の疲れをあまり感じなくなった
こんな変化を実感しています。
姿勢がよくなった
これはドラムの良し悪しに関係ないので、おまけ程度に。
体幹トレーニングによって腹筋・背筋が鍛えられ、体の軸が安定するため姿勢がよくなります。
姿勢がよくなれば、ライブ中にフロアからあなたの姿が見てもらいやすくなるでしょう。
ドラム以外でもいいことがたくさんあります。
私生活において、堂々とした立ち姿は誰から見ても魅力的です。周りの目が変わること間違いなしです。
こんな記事も書きました。
腕の筋肉は鍛えなくていいの?
ドラムの音量を上げる=叩く力を強くする
とイメージしてしまいそうですが、実際に音量に影響するのはスティックを振り下ろすスピードです。
叩くときの動作は
- スティックが打面にヒットする寸前までは脱力(軽く支える)
- ヒットする瞬間にインパクト(つまむイメージ)
というもので、筋肉量はほとんど関係ありません。
うまく脱力とインパクトを使い分けることのほうが重要です。
ドラムに必要な筋肉はドラムを叩いていればついてくるので、無理に筋トレをする必要はありません。
おすすめの体幹トレーニング
全部やろうとはせずに、どれか1つやってみることをおすすめします。
プランク
これ、学生時代にやってたバドミントンのトレーニングでもよくやってました。
脚を上げたりとかいろいろ応用はありますが、まずは両足をつけて姿勢を維持できるようにしましょう。
腹筋ローラー
アブローラーの効果的なやり方!腹筋に効かせるための2つのポイントを解説
腹筋ローラー、名前だけ見ると腹筋だけを鍛える物に見えますが、実は体幹も鍛えられます。
私も、最初膝コロで10回3セットを3日に1回のペースでやっていました。
現在は慣れてきたので、20回5セット行っています。
立ちコロのほうが体への負荷は大きいですが、最初から無理して挑戦するのはやめましょう。下手したら怪我します。
腹筋ローラーは安価で置き場所も取らない筋トレ器具なのでおすすめですよ。
今使ってる腹筋ローラーについての記事も書きました。