過去記事の続きです。
Roland(ローランド)の電子ドラム『TD-1KV』を3年間使ってみた。感想は?
尚、これから書くことは全て私情を挟んでいます。
製品の特徴
Rolandのブランド「V-drums」の中では圧倒的に安い
このTD-1KVはV-drumsシリーズの中の一つで、このシリーズには他にもたくさんの製品が存在します。
例を挙げると、上位機種のTD-25KV-Sはネットで28万円前後となっています。
それを考慮すると、5万円弱~のTD-1KVは手が届きやすいですね。
価格.com - ローランド(Roland)の電子ドラム 価格の安い順
こちらを見ても、現時点(2018/10/12)でTD-1KVは安さランキングで2位にランクインしています。
ある程度コンパクトな作りになっている
TD-1KVは、他のV-drumsシリーズよりも少し小さめに作られています。
メリットとしては、設置場所の選択肢が増えることがあります。
デメリットとしては、実際の生のドラムセットより小さいため、それぞれの打点の距離感や位置関係が実際と異なるといったことがあります。
これに関しては、電子ドラムだから生ドラムとは別物だと割り切ってしまえば気にならないと思います。
より生ドラムに近いセッティングで練習したいという方は別の機種を選択することをおすすめします。
ハイハットシンバルとペダルが分離している
上画像の〇印で囲ってあるのがハイハットです。
ご覧の通りシンバルとペダルが独立しており、それぞれ自分の好きな位置にセッティングすることができます。(本来はあり得ませんが(笑))
こう見ると実際のハイハットのように動きが連動していないため、使っていると変な癖が付くのでは?と思われがちです。
しかし、ペダルの開度とハイハットを叩いた時の音の変化は本物と聞き比べてもわからないぐらい繊細に作られており、キメでハイハットのオープンクローズを入れるときのタイミングなんかもばっちりです。
奥までしっかり踏み込んだ時も適度な踏み心地が感じられます。
さすがRolandですね。(実はそんなに詳しくない)
バスドラムがビーターレスになっている
基本的にV-drumsシリーズのバスドラムは上のようになっていて、キックパッド(写真はKD-9)に自前のキックペダルをセットして使用します。
〇印で囲った部分がビーター。これを打面に打ち付ると音が鳴ります。
ですが、TD-1KVのバスドラムにはビーターが存在しません。
メリットは、静穏性に優れているところです。
デメリットは、ビーターのない構造のため、踏み心地や感覚が実物と違うことです。
静粛性には優れているが、その分デメリットも大きい
TD-1KVの特徴として、静粛性に優れていることがあるのですが、個人的にはこのペダルで練習し続けるのはおすすめしません。
確かに踏んだ時の音も静かで、床への振動もビーター付きのものと比べると小さくはなってはいます。
ただ、生ドラムで踏んだ時と感触が違ってアタックのタイミングがずれることがあります。
練習を電子ドラムで行い、ライブなど本番でバスドラムを踏むと、
「あれ?・・・なんかタイミング合わないなぁ・・・。」
なんてことになりがちです。
音が鳴って楽しければいいというのであれば、そのままでも問題ありませんよ。
これもよくできていて、踏みごたえがあって音の強弱もつけれます。
ぜひ一度、購入した際は使ってみてください。
次に読みたい
TD-1KVのセットはこちら
※ご購入の際はセットの内容をよく確認してください。
追加シンバルはこちら